Vol.53 スパーモデルのクリスティ・ターリントンに会う


感激!クリスティは思った通りきれいだった!ほんのちょっとだったけど、言葉もかわして、握手もしちゃった!今日、ロックフェラーのバーンズ&ノーブルで、彼女の本「LIVING YOGA」の出版記念のサイン会があったのだ。

これがあると知ったのは、偶然だった。数日前、ふらっとバーンズ&ノーブルに入って行った日に、たまたまサラジェシカ・パーカーが来ていた。「Sex & The City behind the scene」の出版記念イベントをしていたのだ。

サインもらう人達のながーーい列が5番街から6アベのほうまで続いていた。私はあの番組、一回くらいしか見たことない(だって、HBOチャンネルは有料だから、とってないんだもん)。すっごく人気の番組で、一回見たときもおもしろかったんだけど、そのためにわざわざHBOとるのもめんどうくさくって、そのまんま日々が流れたというわけ。それほどサラも好みじゃないし、、、スタイルはいいと思うけど、、、。というわけで、わざわざ本を買って、あの長い列に並んでサインをもらおうという考えは全くおこらなかった。だって、本いくら?って聞いたら、49ドルと言うではないか!!ヤクザだ!それでも数冊まとめて買っている人もいた。あたしゃそんなもん絶対買わないよ。でも、せっかくだから話題のセレブリティを一目見てみたいという気持ちはあって、店の中で彼女の登場を待つ人ごみに混じってしばらく立っていた。いたんだけど、なかなか来ないし、店の奥のほうの見えない所でサイン会するみたいだったから、見れるのかどうかもわかんないし、なんかばかばかしくなってその場を立ち去ったのであった。

そしたら、私が立ち去った2分後位にサラが登場したらしく、店の奥ででっかい歓声がわいた。そして、一目見終わった人達が興奮ぎみに感想を言い合って歩いて来た。ちぇっ!もうちょっとあそこで待ってればサラの登場シーン私も見れたんだ。と思ったけど、あとのまつり。“She is so tiny!” “yea!”って話してる二人組みの若い女の人達の感想をもって、「ふーん、サラって小柄なんだ、意外」と、私のサラジェシカ遭遇体験未遂をしめくくったのであった。

そのときに、店の中に、「今度の火曜日、クリスティターリントンが来る!」という広告を見つけたというわけ。今日がその日だというのはなぜかしっかり脳裏にインプットされていたようだ。あたしもそれほどクリスティの大ファンというわけでもないのだが、ヨガの本というから血がさわぐ。もちろん彼女はきれいだと前々から思っていたけどね。もしこれが「クリスティのカレンダー」とか「クリスティのおしゃれブック」とかだったらきっと買わなかったし、見にも行かなかったと思う。でも、ヨガなのだから、とりあえず行くっきゃない!めずらしくうちの旦那が一緒について来るというので来たいなら来れば、と、同行を許可した。

お店に入るといきなり「リビングヨガ」のオレンジ色の表紙が目に飛び込んできた。これだ!「この本いくら?」とそのへんにいた若い兄ちゃん店員に聞くと、「えーっと、カバーに書いてない?」と言いながら一緒に裏表紙を見るが書いてない、表表紙の裏っかわを開いて見たときに、「ほら書いてあった!29ドル95」ふーむ、ちょいと高めだな。でも、サラのときの49ドルよりもかわいげがあるじゃん。それに、写真もきれいだし、しかも彼女を近くで見れて、もれなくサインまでついてくる、、、これは買いだな。さっそくレジに並ぶ。本は店内にサンプルが一冊出てるだけで、あとは全部レジの後ろに積んである。サイン会のときはいつもそうみたい。

本を買ったらすぐに列に並ぶ為に出口へ向かう。 列は、5番街沿いのいつもの出入り口からではなく、48丁目沿いにある秘密の裏口のガラスドアから始まっている。さっき来るとき見たがほんの数人並んでいただけだった。「もう列は6アベまで伸びてるってよ」と旦那。「えっ!!」びびる私。「うっそー!うそでした」「もう!つまんないこと言わないで!」 店から出て角を曲がると列が目にはいった。さっきよりは増えてるけど、サラの時と違って、列はかなり短い。せいぜい30人くらいかな?

私達が列の最後尾につくと、係員の兄ちゃんが来てプリント用紙を渡してきた。紙には、このサイン会においての注意事項が4つ書いてある。
1 列に並ぶ前に「リビングヨガ」をご購入下さい
2 著者がサインをします
3 写真はご遠慮ください
4 本以外の物へのサインは受け付けません    翻訳 by みつこ
まあ、ざっとこんな感じ。へえーなんかとってもきっちりしてるんだ。そして係員の彼は、私の本の表紙を開くと、1枚目の白紙のページを表紙カバーの下に入れこんで、その右がわのページを指差して、「ここにサインするから」と言う。ちょうどタイトルが書いてある所。「握手はできるの?」と私が聞くと「できるよ」「握手?本当に?握手はいいんだね?」なぜか2度繰り返し、握手の手ぶりつきで念をおす旦那。しつこいよ。

そしてしばらく待っているとまた係員の彼が戻ってきて、一人一人順番に、誰あてにサインしてほしいのか、名前を聞き、名前を黄色いポストイットに書き、本の中のサインする場所にはっていく。私の名前はいつだってスペルアウトしないとわかってもらえないから、「M、I、T、S、UKO」と教えて、まちがいなく書いてもらい、準備万端。後ろを見ると、私の後からけっこう列は伸びている。でも、もう予定の1時を過ぎているのに始まる気配がない。どうしたんだー?時間を守るのがヨギのはずじゃないか!?「俺もういいわ、こんなとこに立ってるのやだ。」と旦那。「ここ、花壇の端っこ、座れば?」「いやだ。それに俺、こういう、サインもらいに来るやつらも好きじゃないし」でたでたおっさん文句マン。なんとかなだめながら本を開いてその場をしのぐ。「どんな格好で来るのかな?この写真の服着て来るかな」私はゴージャスなシルクのサリを着て座っているクリスティの写真を指差す。「おー!しまった!俺もこれくらいの格好してくるんだった!」と、旦那も本の中の別の写真を指差す。そこにはオレンジ色の布を体にまいたチベット僧が。

そんなばか話して笑っていると、また例の兄ちゃんが今度は大声でアナウンスしながら近寄ってくる。「彼女は今、交通渋滞に巻き込まれています。でも向かって来ていますので」「でも、シティの中にいるの?」と聞くと「はい、います」じゃあしょうがない、もうちょっと待つか。でもうちのだんなはもうここで忍耐袋の尾が切れたようだ。そしてさっきから胃袋のほうもキテるらしく、「もう限界、俺何か食べに行ってくる、終わったら携帯に電話して」と言い残し去っていった。あーあ、ここまで待ったのに、もったいないねえ。これだから短気は損気だって言うんだね。なんて思いつつ、買ったばかりの本をパラパラ見る。彼女の家族とおぼしき写真や、幼い頃の写真。インドの写真。ヨガのポーズ、いろんな写真が載っている。もちろん文章もたくさん。後ろの方には、ヨガ道場の一覧とかもある。この本、なかなかいいじゃん。やっぱ買って良かった!まだ読んでないけど、よさそう。彼女のヨガとの出会いとか、ヨガについての説明とか、いろいろ書いてあるらしい。

そうこうしてるとすぐ、また兄ちゃんがアナウンス「今到着しました!ビルに入りました!」。そしてほどなく、列が動きだす。列の横では観光客っぽい若者が窓ごしにジャンプして一目みようと試みたり、デジカメで撮ったりしてる。早く順番こないかなーー。ここ日陰でけっこう冷えてきてるんだし、、、。やっとガラスの扉の中まで入った。でもまだクリスティは見えない。彼女へ行き着くまでに、壁に沿って列はコの字型に曲がっているようだ。早く!早く!どんどんわくわく感が高まってくる、そして列は着々と進み、見えた!!まっ黒の布をはった壁と数人のスタッフに囲まれて真ん中にぽんとデスクが置いてあり、そこにはまぎれもないあのクリスティターリントンの姿が!!予想とはうらはらに、黒いシンプルなてろてろ素材のロングスリーブTシャツ。本の表紙写真のときより髪は伸びてる。肩くらいまでのストレート。笑顔!

「壁ぎわにそって並んでいて下さい!」とのたまう係員。「るせー!この場におよんで、そんなとこ立ってられっか!そんなとこ立ってたら見えねーじゃん!」とさけび、はしなかったけど、心の中でさけびつつ、係員を軽く無視してクリスティと、前の人たちがサインしてもらう様子に見入る私。一言、二言しゃべってる人もいれば、ほとんど言葉を交さない人もいる。意外にもプレスはほとんど来ていない。さていよいよあたしの番が来た!!手前に立ってる愛想のいいおつきのおっさんが私の本を受け取り彼女の前におく。「ミツコー!」彼女はポストイットに書かれた私の名前を陽気に読み上げ、早速サインペンを走らせる。ここで何か言うチャンス!「きれいな本ね!」「ありがとう」「そしてあなたもきれい!」「ありがとう!」あたしも彼女も満面の笑顔。そして握手。なんかあっという間だった。脳裏に焼き付いているのは始終笑顔の彼女の大きな口とビューティフルな歯並び!そしておおきなおでこ!顔が小さいから、よけいおでこが目立つのか。顔中おでこだらけ。光り輝く広いおでこ!美しい!ああ、彼女は私にないものをすべて兼ね備えているのであった。握手したとき、外で冷えきってた私の手には、ほっそりした彼女の手が暖かく感じた。はあー、これで終了。ちょっとは彼女の美しいヴァイブをもらえたかしら?でもその後すぐ旦那と二人、ザイアーカフェへ行き、念願のフルーツケーキセットに舌鼓を打ち大満足の私は、何も変わっちゃいないのであった。ちゃんちゃん
2002.10.29

  



Another New York Vol.53
スパーモデルのクリスティ・ターリントンに会う
Text by Mitsuko
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