NYくるくる節 後編


December 18, 2000
MOMA
展示品/現在、庭などを改装中。現在は特別展示を行っているようで、そのためか常設展示の絵画や彫刻、例えばシャガールやルソーの絵画がないことなどもありました。
トイレ/トイレの洗浄はボタン式。洗浄層(?)の横か上についているボタンを押す。お勧めは4階とカフェテリア近くのトイレ。他のところより比較的ゆっくりできます。
カフェテリア/レストラン形式。メニューを見て、ウェイターにオーダーする。ウェイターの行動はすべてにおいて迅速。
感 想/規模はそれほど大きくなく、展示品の幅も適度で、館内は見やすかったように思います。ただトイレの少なさが難点。MOMAのトイレは2階に1つしかないうえ、個室数も少ないのです。また、カフェテリアのウェイターは結構せっかちな人が多かったです。飲み物も食べ物も比較的早く出てくるけれど、領収書もさっさと出てきて、まだ支払いのお金も入れてないのに、領収書入れを持っていってしまう始末。私は$18の支払いに$50札を使ったら「お釣要ります?」とウェイター尋ねられてびっくりしました。$32もチップ払う人っているんでしょうか?

この日見たショー
マチネ/Radio City Christmas Spectacular サンタが主役のショーなので、観客は子ども連れが多かったです。内容はたいしたことないけど、やはりrocketsが出てくるところは一見の価値ありと思いました。よっぽどいい席が取りたいのでなければTKTSの券で十分です。マイク、スピーカーはあった気がします?
夜/The Phantom of the Opera このパフォーマンスはマイクもスピーカーもないので、オーケストラか2階の前の席がお勧めです。ファントムが歌いながら苦悩する姿はいつ見てもいいなぁ。

December 19, 2000
フリッツ・コレクション
設 備/インフォーメーションとチケット売場が別。クロークの料金は不明。無料のオーディオ貸し出しサービスあり。
トイレ/ここでは使わなかったので、不明。
カフェテリア/なし。
感 想/こじんまりとしたスペースに個人的に興味のある展示物が、ちょうどよいぐらいの幅で陳列されていたので、見やすかったのですが、手荷物と上着をクロークに預けなかったため、次第に疲れ、早々に美術館を去る原因となってしまいました。この経験から私的には荷物全般をクロークに預けて、身の回りのものとこのオーディオだけをもって回ることをお勧めします。というのはこのオーディオ、結構重量感があり、回るにつれてだんだん重くなっていくような気がするのです。その解説の中には、ムードを盛り上げるためか、やたら感想が多いです。「みずみずしい水蜜桃のような頬をした女性の微笑みは、見るものすべての人々に喜びをあたえます」といったようなコメントから始まると、さっさと美術品の説明を聞きたい私としては結構いらいらして、所々はしょって聞いていました。展示室にある椅子はほとんど展示品であることが多かったので、休むなら大展示室に行くか中庭に出るとベンチがあります。小さい美術館だから必要ないのかもしれないけれど、ちっちゃなティー・ルームでもあってくれるといいのにと思いました。

この日見たショー
マチネ/Blue Man Show 役者が若いせいか、エネルギッシュなパフォーマンスが魅力的でした。でも絵を描いたブルーマンの一人が、舞台の上で密かにうがいをしている姿が笑えました。また、遅刻すると実に個性的な方法で歓迎してくれるので、それも楽しいかも。
夜/Les Miserable やはりこれはミュージカル王道ですね。どんな人にでもお勧めできる作品です。こちらも子ども以外の役者はマイクなし。私の見たときは、エポニン役の演技が光っていました。彼女の歌を聴けただけでもNYに来た価値ありって感じです。

December 20, 2000
アメリカ自然史博物館
展示品/ガイド・ブックに紹介されている展示品はほとんどあり。館内の随所にその階の地図と目玉である展示物が写真入で
掲載されていた。
トイレ/洗浄はレバー式。各階にトイレがあり、数も5個室以上とそれ相応の設備あり。
カフェテリア/地下にフードコートがあり、セルフ・サービス。メニューは豊富。量は全般的に多く、特にピザは1切れが巨大なので要注意。
感 想/シロナガス・クジラのいる部屋に入った時、「あれ?この部屋見たことある」と思ったら『バナナ・フィッシュ』で主役アッシュがユーシスを人質に立ちこもった部屋でした(すいません、マニア・ネタで)。4階にある恐竜の骨がある展示室は圧巻ですが、この部屋は特に地元小学生団体の見学ツアーが多いので要注意。スター・インディアは思ったより小さいせいか、ひっそりと展示されてい目立たず、人々の関心はもっぱら、その横に展示されているダイアモンドの首飾りに注がれていました。

この日見たショー
マチネ/Contact 3部構成なのですが、1部のブランコは意味不明。私のお気に入りは3部でした。ダンス好きは必見の作品。3部の主役が情けない男の人なんだけど、いい味出してました。2000年トニー賞作です。マイク、スピーカーあり。
夜/Chicago 女たちの名声をかけた戦いがとても見ごたえがありました。とっても笑える上に歌もよくって女性にはお勧めしたい作品です。でもスピーカーの音量が大きすぎるのが難点。なくっても十分な歌唱力なのに…。

December 21, 2000
メトロポリタン美術館
展示品/その数は膨大。20の部門に分類されている。地図をもらい次第、対策を練ってから行動した方が効果的に見られる。インフォーメーション・デスクでの情報収集必須。
トイレ/すべてのトイレがセンサーによる自動洗浄。座るか、センサーに手を近づけると反応する。個数は多く、1つのトイレに5個室程度。
カフェテリア/入り口左手を真っ直ぐ行ったところにあり、セルフ・サービス。メニューの種類は少なく、はっきり言ってあんまりいいもの無し。値段も結構高いと思いました。
感 想/19、20世紀絵画の部屋用には、それぞれ画家の絵画の位置をしめすA5サイズの簡単な地図あります。これをもらっておくと便利です。入り口左手にあるインフォーメーション・デスクには日本語をしゃべる係員もいて、そこで見所はもとより、効果的な回り方や隠れたコーヒー・ショップの存在などについても教えてくれます。19、20世紀絵画の部屋では、私の部屋に飾ってあるポスターと同じ絵を見つけました。よく考えると高校時代、NYに来た時にメトロポリタンでポスターを買ったことを思い出しました。昔私はこういう絵が好きだったのかと、しみじみとその絵の前に立ち尽くしてしまいました。12月にはクリスマス・ツリーも飾られますが、なぜかこのツリーは撮影禁止(どうして?)。張った綱より中に入ると警報が鳴り響きます。なお、ついでに同日クロイスターズ美術館にも行ってやろうと思っている人は、よっぽどしっかりと対策をたてておかないと、絶対に断念することになります。だって私がそうだったから。私はメトロポリタンに午前10時に入りましたが、昼食と19、20世紀絵画、リーマン・コレクション、サックラー館見たら、すでに7時間かかってしまい、クロイスターズまで行くことができなくなりました。そーいう観光客は私だけじゃないんでしょう。だからあそこは同日無料なのよね。

この日見たショー
この日はメトロポリタンにささげたので、マチネも夜もなし。

December 22, 2000
グッゲンハイム美術館
展示品/Georgeo Almani 特別展。ハリウッド・スターなどが身につけた洋服などの展示もあり。
トイレ/数が少なく、いつも並んでいたので使いませんでした。内容は不明。
カフェテリア/セルフ・サービス。値段は結構リーズナブル。私はサンドイッチとスープで$10.95でした。
感 想/私が訪れた時には特別展のため、6階まであるループのほとんどが服の展示にあてられていました。私の目当てである19、20世紀絵画の展示は2、3階に追いやられて、しかもシャガールがなかった。MOMAでもなかったし、どっかでシャガール展でもやっているのだろうか?展示品見ながらループを歩いているとクラクラしたし、おまけにトイレは各階で長蛇の列ができて入れない始末。初めて出した入場料、返して欲しい気分になってしまいました。
この日見たショー
マチネ/Rent 内容はとても濃く、いい作品だったのに、いかんせんスピーカーの音量が大きすぎて、頭ががんがんしました。ナチュラルボイスで十分です。マイク、スピーカーあり。せりふがしゃべっている役者の口ではなく、脇のスピーカーから聞こえてくるのはちょっと不快。
夜/The Betrayal ジュリエット・ビノシュ主演作品。マイク、スピーカーなし。登場人物は不倫をしている男女と女性の夫、そしてウェイターの4人だけ。不倫ものなのにコメディーで、役者の勝つぜつもよかったので、せりふも聞きやすくて楽しめました。彼女の映画Chocolate公開直後ということもあり、閉幕後に一口チョコレート配布のサービスがありました。

December 23, 2000
帰国便は9:20AMニューアーク発のだったので、7時にポート・オーソリティから空港行きのバスに乗り、その中から朝日に赤く染まるマンハッタン島に別れをつげました。その時の私は、1時間後にクリスマス休暇でごった返すニューアーク空港でチェックインに1時間以上かかることなど予想もせず、NYでの思い出に浸っていました。 今となっては楽しい限りのNY旅行でしたが、帰ってきてから「ああすればよかった」と思うこともあります。こちらも3点ほど上げさせていただきました。

渡米前は休息重視 旅行の直前は様々な雑事が重なり、忙しくなるものです。でも旅行前こそ、休息を取りましょう。出発当日の午前中までがんがんに働いていたからか、私はNY滞在中は常に頭がふらふらしていたし、次第に食欲がなくなって1日1食食べるのがやっとで、NY食は堪能できませんでした。また帰国後は時差ぼけからか、会社が休みになった29日の午後から眠り始め、起きたのは31日でした。20才越えてから30時間も寝たのは始めてです。

渡米前に計画立てよう NYの面積は狭いのですが、その楽しみ方は無限大にあります。よって「ぶらぶら」するつもりが「くるくる」とNYを走り回ってしまう私のような観光客も多いのでは?渡米前に「やらないこと」を決めておくことも大切だなと思わされた旅でした。

NYは戦う街 NYの人は無愛想だといわれます。確かに私も「NYにいってきました」でそのことにふれたけれど、頭にきたことはありませんでした。今回の旅行では疲れていたこともあり、あえて他人との衝突をさけていたので、そうした結果が出ることは予測していました。そして再確認しました。NYは戦う街だということを。自分の欲しいものが求めれば与えられるところではないのです。だからもしこれからNYに旅に出る元気な方がいるならば、相手とけんかするぐらい激しく自己主張をして、後悔のない旅をして欲しいと思います。だってそれがNY流ですから。



Another New York Vol.11

NYくるくる節 後編
by
ふみ

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