ひとり旅のNY日記 その2


カード会社の現地デスク
 私は友達と旅行するときもよく利用していたのですが、今回もとても頼りになりました。私はJCBのデスクを利用しました。本来はミュージカルのチケット手配やレストランの予約・ホテルの予約をしているのだと思いますが、私は以下のようなことを質問して( )内の回答をもらいました。

●国連本部の日本語ツアーの予約
●ジャズ・クラブの帰りにタクシーをすぐ拾えるか?(〇Ave.に出ればすぐ拾える。または近くの〇〇ホテルにタクシー乗り場がある。)
●切手はどこで定価で買えるか?(ホテルの近くの郵便局の場所、街角に郵便局の白いトラックの出店がある)
●帰りの空港へ行く時間・行き方(上記に書いた通りの回答)
●雑誌に出ていた〇〇というお店を知っているか?(オフィスの人皆に聞いてくれて誰も知らなかったので、その人がよく行くお店を教えてくれてとてもおいしかったです!)
●ホテルでエアコンが壊れた時、フロントに修理を頼んで出かけた後、直ってなかったら困る、と不安になり、JCBに電話して事情を話し、ホテルに確認して欲しいと頼んでみました。その際には、とりあえずホテルに戻って直っていなかったらもう一度電話を下さい、ということでした。結局、直っていたのでそのままになりましたが、このようなホテルへのクレームもやってもらえるようです。

 他にも、些細なカードを利用しないことに関しても丁寧に回答してくれました。電話はフリーコールです。オフィスに行けばお茶を飲めたり、パンフレット類も置いてあります。トイレも借りられます。滞在中、私はとても頼りにしてました。電話をかけると1回目はカード番号を聞かれます。次からは名前だけで大丈夫でした。

ニューヨーカー達のHELP
 一歩街に出れば、困ったことがあれば近くにいるニューヨーカー達が助けてくれます。彼らは本当に親切です。ホテルやレストランの人達(みんなではありませんが...)よりもずーっと親切で、サービス業ってなんだろう?と思ってしまうほどです。日本人はチップが少ないからサービスしても無駄と思われているのでしょうか?チップを渡すタイミングが悪いのでしょうか?私の笑顔が足りなかったのかもしれません。。。そんなボヤキはさておき、こんなことがありました。

 地下鉄は工事中などの理由で、週末に運休していたり、止まらない駅があったりで苦労しました。日曜日にブルックリンに行ったとき、来たときの路線では戻れないことが分かり、30分近く待ってやっと来た電車に乗り、隣の席の人に「次に止まるのはどの駅ですか?」と聞くと、ブルックリンの遥か先の駅を指差します。大慌てで自分の頭をポカポカたたいたら、周りに座っていた女性が3人くらい一斉に立ち上がって集まってきてくれました。結局、最初に聞いた人が終点を示していただけで、次の駅で停車。皆に、「よかったね」と送り出されて下車しました。一緒に降りた人は乗り換えホームに私が行くのを見届けてくれました。

 バス停で路線図をじーっと見ていたときには、通りすがりの男性が「どこに行きたいの?」と聞いてくれました。街角で地図を見ていると、突然「ブロードウェイはどこ?」と聞かれて、「あっち」と指差したら、「OK!」と言って、反対の方向に行ってしまった人。私が迷ってないか確かめてくれたんですね。

 駅のホームで乗り換え方法を聞いたとき、「私はわからないけどあの人ならわかりそう」と他の人に声をかけてくれた人。地下鉄の中で路線図を見ていると、「今はここよ」と教えてくれた人。それから、歩道に「MAIL」と書いてある深緑色の大きな箱があるのですが、ポストだと思ってその箱の周りをぐるぐる回っていると、車のクラクションが聞こえて、車中の人が「ポストはあっちよ!」と叫んでくれたこともありました。とにかく、皆が助けてくれます。私も道を聞かれたり、メトロ・カードの買い方を聞かれたことがあったのですが、精一杯教えてあげました。

安全はお金で買うもの
 買い物をしたお店のオーナー(?)の日本人の方(83年からNY在住の男性)とお話をしたときに、「安全はお金で買うもの」とおっしゃっていたのが印象的でした。ホテルで自分の部屋がバス付きの個室でも、最低ランクの部屋が格安のドミトリーならホテルの中が安全とは言い切れない。結局、全部の貴重品を持ち歩く羽目になる。というお話を伺いました。

 私が最も恐ろしい思いをしたのはホテルの中の公衆電話での出来事です。ホテルはセキュリティー・チェックが無く、誰でも入れる環境でした。公衆電話は2階にあり、ロビーとは別フロアで客室も無く、夜は誰もいません。ここの電話で、23時頃に電話をかけていたのですが、私が電話を切った瞬間に、隣の電話で話していた男性が突然激昂して、受話器を電話機に何度も叩き付けているのです。このフロアには私とこの暴れている男性2人きり。本当に恐ろしかったです。エレベーター・ホールでもずーっとこの人と一緒で、エレベーターが来るまでの数秒間、生きた心地がしませんでした。

 結局、下りエレベーターが先に来て、その人は降りていきました。私の泊まったホテルは1階に劇場があり、夕方から夜にかけてダフ屋がうろついていたりして、柄の悪そうな人が多かったので、そういう人が電話をかけに来ていたのかもしれません。ホテル内で油断していましたが、公衆の場なんですね。部屋からかけると1回75¢のチャージがかかるのでそれをケチったのですが、時間を考えるべきだったと思います。



Another New York Vol.16

ひとり旅のNY日記 その2
by
Fumiko

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