誕生日、ハ−レムで


 去年2月。「自分の誕生日にNYにいられたら。」という願いが叶い、私はこれもまた念願だったハーレム・ゴスペル・ツアーに参加していました。3回目のNYでようやく行けるゴスペル・ツアー。しかも誕生日とあって朝から私はとってもHappy♪でした。その頃はJOJOさんのHPの存在を知らなかったので、個人で行けるなんて思ってもいなくてJTBのツアーデスクで申し込みました。<ランチ(ソウル・フード)付で75ドル>

誕生日のゴスペル・ツアー
 9:50におかだやに集合。バスでハーレムに向かいました。ツアー・ガイドは、確かハーレム在住のカワバタさんと言う方でした(50歳くらい?の男性)。バスの中、ゴスペルや黒人の人たちの歴史など説明してくれました。神に祈るしかなかった彼らによってゴスペルが生まれた…と言うような話を聞いてちょっと泣きそうになりました。。。

 私たちが行った教会は、First Corinthian Baptist Church。1Fが信者の方、2Fが観光客用となっています。この日は半分くらいしか席がうまってなかったです。少し早く着いたのか、一番前の真中あたりの席に座れました。信者の方も次々とやって来ました。小さい子供も結構いて、家族みんなで来ているかんじがとてもほほえましいです。歌がはじまると、彼らも小さな体をゆらしていて(何であんな小さいのにリズム感がいいんでしょう)とっても可愛かったです。ゴスペルを生で聴くのははじめてでした。マイクの金属音?がかなり気になったからか(マイクなんか必要ないのでは…と言う気もしました)、ものすごく感動したわけではありませんでしたが、ハーレムの教会でゴスペルを聴くことができたと言う感動はありました。

 何曲か歌い終わったあと、ステージに立つ信者の方たちがbirthdayソングを歌いはじめると、1Fの席にいる多分その日が誕生日であろう人が数人立ち上がって祝福されているようでした。次に2F席の方に向かって、「ゲストの中で今日が誕生日の人は立ってね♪」みたいな事を言っていて、他の国の観光客の方が何人か立ち上がりました。"私も立ちたーい、でもホントにそう言ってるのかな。一緒に来てる叔母(英語がかなり理解できて話せる)も何も言わないし、違うのかもしれない…"とか思ってるうちに、"Happy birthday!!"と祝福して次の歌にいきました。『がーーーーーーーん』。自分のバカさ加減に愕然としてしまいました。次に誕生日が日曜日にあたるのは数年先で、その日にNYにいられないだろうから、これは2度とないチャンスだったのに。自信のなさから立つことができなかった。悲しくて悔しい気持ちになって、「ばかばか、私のばかぁーっ!」って叫びたかった。でもまだ、ソウル・フードのランチがあるし(笑)、頑張って気を取り戻さなきゃ!と思いました(そうは思っても、しばらく引きずっていたけど)。

 ソウル・フードは、以前NYに来たときに食べたことがあったので2度目でした。ガイドさんの話だと、なまず料理もソウル・フードの特徴のひとつなのでぜひ食べてみて。とのことです。そこのレストランは、バイキング形式でした。ツアー客の立ち寄る店となっているようで、他のツアーの日本人の団体さんも来ていました。

 バンドの生演奏もあってなかなか良かったのですが、バンドのすぐ横の席だったのでちょっとうるさかったです。料理は、特別おいしいというわけではないけれど、バイキングで種類が多いので、その点がうれしいところでした。なまずのフライは、特別変わった味ではなかったと思います。食事が終わりバスに乗って、次はアポロシアターの前で下車。写真を撮ったり、ハーレムのピカソと言われている方に出会ったりしました。

  順番に写真を撮ったのですが、名前を聞かれた時に何故か私は、"今日誕生日なんだ…"とぽつりと言っていました←まだ引きずってる(笑)。すると彼は日本語で、「おめでとう」と言ってくれ"にじゅうごさい??"とか言うのです。とっくに過ぎてるんですけど、外国人に、25歳?と言われるのはこの時で3回目でした。何で25歳?…と思いながら実年齢を言うと、信じられないとか素晴らしいとか言っていて、写真を撮る時には唇を突き出してこちらの口にしようとしたり、とても楽しい方でした。でもちょっと怖かった(^^;。

 再びバスに乗り、ガイドさんのはからいでコロンビア大学で下車しました。ちょっとだけ足を踏み入れ、写真を撮ったりしました。5分くらいだったかな。あの時のガイドさん、とっても良かったと思います。音楽もやってらっしゃるようで、帰りのバスの中で歌を披露してくれました。バスがヒルトン・ホテルに到着したのは2時半から3時のあいだくらいだったと思います。とても長く感じたけれど、5時間もたってなかったんですね...。
 
これからの人生、自分に自信が持てるように努力して、チャンスを逃さないようにしよう。と固く心に誓った去年の誕生日、ハーレムでの出来事でした。

 あの時のことは、これまでのNY旅行のなかで一番貴重な体験でした。はじめてNYに降り立ったときに"ここ、好きだ−"と思ったあの日から、NYに行きたいって、いつも思ってます。私とNYに縁があれば(笑)、きっと又行く事ができるばずです。次の目標はひとり旅。少しでも成長している私でいたいです。そしてひとりでハーレムに行って、ゴスペルを聴いてみたいなぁ...。と思っています。



Another New York Vol.12

誕生日、ハ−レムで
by
Shelly

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