55 Bar
  55 Christopher St. (bet. W. 4th St. and Waverly Pl.)
  New York ,NY 10014

  TEL 1.212.929.9883
  http://www.55bar.com/
クリストファー 関東 Posted 2004/06/29
 当日店内にて
 ミュージックチャージ7ドル+ドリンク代
 
 Title『ジャズのNEW TALENTを聴きに行く』 5/3の「アローン・ゴールドバーグ」グループを聴きに始めて訪れた。地下鉄シェリダンスクウェアーから1分ほどにあり、通りはゲイストリートともかつて呼ばれていたクリストファーストリートにある。
 BARという名称だが、ジャズ演奏もやっており、一応ジャズクラブに分類されているようである。
 ホームページを見るとSINCE1919とあり、1920年に施行された禁酒法(PROHIBITION)以前からの営業となっているが、手元にある古いジャズ雑誌に載っている写真には、established1923という看板が店頭にありいささか相違がある。
 禁酒法は1920年から13年間にわたり施行され、アルコールの製造・販売等が禁止されたという信じられないもので、当時は買いだめしていた酒を客が店内に持ち込むか、店の外にいる仲介者に注文して店の外で密造酒を買って店の中にまた持ち込むということが行われていたようである。
 ということで一歩足を踏み入れると、その当時から営業している面影も無きにしも非ずといった店内の雰囲気である。普通のジャズクラブと違うのはステージらしきものがなかったこととピアノがおいてなかったことである。演奏スペースは店の一角に確保されているがやや雑然とした感じである。
 9時からということだったので30分前に入ったが、客は2〜3人程度しかいなくカウンターに座ってワイルドターキーの水割りを5ドルで頼んでチビチビやること1時間、客も次第に入ってきてついに満席状態となり、メンバーも登場。アローンはエレクトリックピアノを自分で組み立て始めて電源やらアンプ類の調整をして演奏開始となった。椅子がないので床に座っている白人が2人いるほどである。
 エレピ特有の浮遊感のある新感覚的なものである。たしか彼のCDは輸入版のみで3種類ぐらいしか日本では入手できないと思った。実のところまだ一度も聴いたことがなかったのである。
 ブルーノートやヴィレッジ・ヴァンガードではマスター、レジェンドクラスの知名度の高い大御所が出ることがしばしばであるが、これからという有望な若手は55barとかマイナーなジャズクラブに出ていることが多いようだ。大御所と有望な若手の両者が聴けることがNYのジャズの懐の深いところである。ただし、日本では知名度がなくともNYでは逆の場合もあるようだ。
 ミュージックチャージば、演奏開始前に係りの人がチケットを7ドルで販売しに店内を回る。現金のみのようだ。出口には無料のポストカードとタブロイド版のジャズ新聞allaboutjazz(http://www.allaboutjazz.com/newyork/)があったので持ち帰ってホテルで眺めていると、発行して2周年となり紙面も充実してきたことが書かれていた。ジャズの演奏情報も1か月分日を追って掲載されていてお薦めには印が付いていて便利である。今夜の演奏を見ると印が付いていた。同日に日本では人気のある女性ピアニストの山中千尋がイーストビレッジのDetourにでていることが分かったが無印であったのは日米の差なのか。
 脇道にそれてしまったが、ドリンク付きで12ドルでアットホームに聴けたのはとてもよかったが、ややジャズクラブの風格がたりなかったので★一つ減らしました。


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