Village Vanguard
Village Vanguard / ビレッジ・バンガード
住所 178 7th Ave S (between 11th St & S 7 Ave) New York, NY 10014
予約 (212) 255-4037 15時から受付
セット 21:00~(Door Open at 20:00)、23:00~、Saturday only 24:30~
料金 25-50ドル(出演者によって多少の変動あり)+ミニマムドリンク1杯(5~16ドル)
支払いは現金、トラベラーズ・チェック、VISA&MASTER CARDのみ
チップは料金に含まれていないので、1杯あたり1~2ドルを渡して下さい
Official Site http://www.villagevanguard.com/
チケット オンライン予約ができます
エリア グリニッジ・ビレッジ
伝説のジャズクラブ、世界のジャズファンの憧れの場所
1935年創業のビレッジ・バンガードはニューヨークで、そして世界で一番有名なジャズ・クラブです。世界中のジャズ・ファンが愛し、憧れのまなざしでみつめるジャズクラブが、ここビレッジ・バンガードです。
ヒストリー
オープンした当初はジャズだけでなく、フォークや演劇、コメディーなどが上演されていました。今のようなジャズだけを演奏するクラブとなったのは50年代に入ってからになります。セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、マイルズ・デイビス、チャールス・ミンガス、ビル・エバンスといったモダン・ジャズの巨人(ジャイアンツ)達が演奏をおこない、後年名盤と呼ばれるライブ・アルバムが数多くビレッジ・バンガードでレコーディングされました。
赤いドアを開け、細く長い階段を降りた地下にビレッジ・バンガードはあります。さほど広く感じない店内ですが、100人を超える人々がジャズを楽しめます。ステージと客席の境目ははっきりせず、臨場感たっぷりの演奏を箱の大きさを感じない独特な空間で満喫でます。席に座って目につくのは、壁に飾られた数々のレジェンド達の写真。このクラブの歴史の重さをここでも感じることができます。
バンガード・ジャズ・オーケストラ(VJO)
毎週月曜日はビレッジバンガード専属のビッグバンド、バンガード・ジャズ・オーケストラ(VJO)のライブが聴けます。1966年結成、16人からなるビッグバンドは45年欠かさず毎週月曜日に演奏をおこない、2009年のグラミー賞「ラージ・ジャズ・アンサンブル」部門を受賞するなど、その演奏は高く評価されています。ビッグバンドはジャズの魅力をギッシリと詰め込んだ、超豪華幕の内弁当のようなもの(笑)。ジャズを初めて聞こうとするインスタント・ジャズファンだけでなく(笑)、全ての方にお勧めです。世界一有名なビッグバンドの演奏をカラダいっぱい浴びて下さい!
ちなみに、月曜日に色々なクラブでビッグ・バンドが演奏するのは、月曜日が休みのジャズクラブが多く、自然とジャズマンが集まってセッションが始まったからと言われています。
ビレッジバンガードのコダワリ
ビレッジバンガードはドリンクだけでフードをサーブしません。これはいい音楽に集中してもらおうという店のポリシーから。これを聞いただけでも、店側のこだわりがうかがえます。1週間単位で1人または一組のアーチストをブッキングするのも、ここならでは。アーチストは一週間落ち着いて演奏することで、実力が発揮できるという考えからです。
ビレッジバンガードは、今もニューヨークで体験できる伝説です。ニューヨークにお越しの際はぜひ足を運んでみて下さい。
▼特徴 世界的に有名、渋い、本格派、料理が出ない、
【エピソード1】
ビル・エバンスの名盤「Waltz For DebbyとSunday at the Village Vanguard」はビレッジ・バンガードで行われたライブをレコーディングしたものです。日本人が一番愛するピアニストといわれるビル・エバンスも、この頃はまだニューヨークの観客からも知られた存在ではありませんでした。ライブレコーディングが決まり、客の入りを心配したビルは、一生懸命友達にまで声をかけたと言われています。
レコードには、歴史的名演奏に居合わせたことを実感していない観客の、まばらな拍手や、おしゃべりや笑い声、キャシャーやグラスの鳴る音、地下鉄が通過する音などが曲の合間に録音されています。
【エピソード2】
1969年から2年間、ニューヨークの広告代理店で働いていたイラストレーターの安西水丸氏は、ビレッジバンガードでセロニアス・モンクに日本製の煙草「ハイライト」をせがまれ、それを差し出すと、彼はそのハイライトをくわえたままピアノをプレイしたといいいます。
モンクにタバコをあげた男、すごいです!