Vol.01 だから行ってみたニューヨーク


みなさま、はじめまして。このたび、連載を始めることになりましたNorikoです。
山羊座A型の超慎重派な私(ほんまかいな?)が年末年始の一人旅、あのハーレムに23泊ステイしながらマンハッタンをあちこちウロウロ。その経験を通して、ハーレムの良さ、一人旅の楽しさを伝えていけたらと思います!!まずは、なぜテロで揺れるNYへ行ったのか、という話から・・・。

私が前に進むため・・・。
 2001年12月18日。私はニューヨークへ飛び立った。9月11日、世界が揺さぶられたあの日から、すでに3ヶ月。その間に、戦争ムードが高まり、空爆が始まり、目に見えない不気味な菌が不安をかりたて、また、戦争の絶えなかったあの国では、ひとつの政権が鎮圧されていた。
 刻々と伝えられるニュース。テレビでは「がんばれ!ニューヨーク」特集。あの日は突然やってきて、世界中に衝撃と波紋を投げかけた。私の喉の奥に、なにかが詰まったままのような、後味の悪さ。人々の助け合い、愛国心、それがヒートアップする姿・・・。たくさんのニュースを聞きながら、それでも日常の生活を普通に送るようになった。だけど、心のどこかがあそこにつながっていて、ニューヨークと聞くたびに私の一部が瞬時にあの日に引き戻される。ああ、すっきりしない!自分の目で見なければ、なんかすっきりしない!!私はニューヨークが大好きだ。行くといつも、強力なエールをくれていたあの街が、えらいことになった・・・。私が行ってどうにかなるものでもないけれど、とにかくニューヨークの街に触れたかった。苦しみながらも少しずつ変化しようとしているニューヨークなのに、今のままでは、私はニューヨークから置いてきぼりを食ってしまう。私は2001年9月11日から進めなくなってしまう・・・。だから行く! それがこの旅の単純な動機だった。

小さな凶器発見される!?
 関西空港発ユナイテッド810便でサンフランシスコ、さらに86便でニューヨークへ。日本出国時も細かい荷物検査があったけど、サンフランシスコでは、なぜか手荷物検査で引っかかってしまった。テレビ画面に映し出される私の手荷物。検査員の表情が「あ〜、見つけちゃった」ってな顔になったと思ったら、別の検査員にコレコレと画面の一部を指差している。「こっちへ」と呼ばれて奥の机の前へ行くと、そこには、金髪のお兄さんがバンザイの格好でフリーズ・・・。体を頭の先から足の先までボディチェックされてる真っ最中だった!ひえ〜、そこまでされるの!?と思いながらも、私もかばんを全開に。係員はどんどん中身を開けまくり、化粧ポーチ、薬の袋、ペンシルケースから名刺入れまでとにかくチェックだ!私はカイロも持っていたので、粉ものだけに、つっこまれたらどうしよう・・・。などと内心ドキドキしていたら・・・、「OK!」。終わり? あ〜、よかった。ボディチェックもなし。でも、結局何が問題だったのか。 その場ではわからなかったけど、後でよ〜く考えてみると、どうも原因はソーイングセットのハサミ。いくら親指くらいの大きさしかないハサミでも、使い方によっては凶器に変わってしまう。検査員は、そんな小さな危険物でも決して見逃さず、安全確認の任務をまっとうしたってことだ。そういえば先日アメリカで、安全検査でナイフが発見されなかったぞ!と喜ぶあまりラジオの生放送に電話してしまい、着陸後逮捕された男性がいましたね。だめだめ。見つかるものはどんな情況でも見つかるのです。彼の場合、自己申告だったけど・・・!?

どっこい、ニューヨークは生きている!
 サンフランシスコを朝11時5分に出発し、映画「グリンチ」を見て、食事をしたらあっという間に、あと数分でニューヨークへ到着。到着時刻は夜7時19分。さすがに辺りは真っ暗だな・・・と思っていたら、誰かが「OH !」と声を上げた。窓側を見ると・・・・輝いていた! 小さなオレンジ色の無数の光が集まって、時には線を描いて街の形を作っている。橋、道路のライト、レンガ色の町並みを暖かく照らす街灯、それらが以前のまま、そこにあった。テロ、飛行機墜落事故、いろんなことが起こっても、どっこい、ニューヨークは力強く輝きを放っていた。
〜大丈夫、ニューヨークは生きてるよ!〜 それが私に向かって投げかけられた、ニューヨークからの再会の挨拶。なんだかほんと、ガッツポーズしちゃいたい気分だった。 2002/02/11


  




あっぱれハーレム、へっちゃらNY! Vol.01
Text by Noriko
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