#07 ありがたやビジネスクラス 後編


食べる前からウキウキ
 前編でも書きましたが、ビジネスクラスのメニューはエコノミーのそれに比べて大きいものですが、サイズが大きいだけではなく、メニュー表紙のデザインも異なっています。表紙のデザインは「NY的スノッブ」なテイストで、NY帰りのココロをくすぐります。とはいっても、アジア→アメリカ路線ではすべて同じ表紙なんでしょうけど(笑)。

 JFKを離陸し、水平飛行に入った数十分後には、飲み物のサービスが始まります。ワインも赤と白という区別だけでなく、赤の重いの、軽いの、白のサッパリ、しっとり、などなど、各種銘柄も力の入れようが感じられる構成になっています。(ワインは好きですが、銘柄については川島なお美嬢のように詳しく語れるほどではないので、味については割愛します)当然、ワインの銘柄に見合うように、器は「グラス」です。プラスチック製紙コップではありませんよ! 乾〜杯!、とグラスを合わせれば「チン」と音の鳴る「グラス」です。もぅ、グラスなだけでワインの味は変わります(たぶん)。ああウットリ。

 同時に配られるオツマミも、エコノミーの「袋入りピーナツ」に対し、ちゃんと「陶器に入ったミックス・ナッツ」がビジネスのオツマミです(笑)。ささいなところで差別化が。

 さらにその後、お手拭きのサービス。エコノミーは不織布ですが、私達ビジネスクラスは、ちゃんとした「布」です。男性陣はつい顔を拭きたくなるのでしょうが、エコノミーと同じくアルコールが染みこませてあるので、布だからとうっかり拭いてしまうと、とてもしみるそうです。

 おしぼり回収後、アテンダントが二つ折りにされていたテーブルを用意するよう促し、真っ白なテーブルクロスをかけてくれます。そして……いよいよお待ちかね、一回目の食事が配られるわけです。

噂(?)のビジネス食
まずアテンダントが、食事の種類を伺いに来てくれます。私達が乗った便では洋食2種と和食の計3種類が選べました。洋食を選ぶと、まず前菜だけが出されます。サーブする食器はあくまでもお皿です。エコノミーの給食状態とはワケが違います。和食は弁当形式で、種類もイロイロなおかずがちょっとずつ盛られている上品そうなものでした。そういうわけでチョイスしたのは、洋食。だって前菜を肴に酒が飲みたいPIYOKO一味としては……。
 メインのほうは、違う種類の洋食をそれぞれセレクト。前菜を食べ終わるころを見計らって、アテンダントがメインのお皿を持ってきてくれます。ああ優雅な空の旅。頭の中のテーマソングは間違いなく「兼高かおる世界の旅」のテーマソングで決まり。 ビジネス食はご無沙汰だったからなぁ。AB-ROADのビジネスクラス特集をウットリ眺めていたサービスを受けるのはうれしいですね。

洋食のApitizersメニュー(JFK→NRT・ランチ扱い)
 ○洋食  
 前 菜………スモーク・サーモン、デビルド・エッグ、ガーデン・サラダ
 メイン………牛ヒレ肉のステーキ、トマトとアーティチョークのラグー
         または鶏胸肉・黒胡椒と蜂蜜のソース、香港風ほうれん草麺
 デザート……ロースト・トマト入りゴート・チーズ、ソテード・ブレッド
        新鮮なフルーツ、ミルク・チョコレート・カラメル・ムース・ケーキ
 ○幕の内弁当
 前菜…………豚肉と夏野菜の胡麻味噌かけ、蛸艶煮、辛子蓮根、南瓜茶巾、
          葱ぬた、オクラお浸し、枝豆、素麺
 主菜…………和風ひとくちステーキ、鱸(すずき)西京焼、海老旨煮、
          小芋揚煮、トマトとニラの卵焼き、ひじき田舎煮、鰻ちらし、香の物
 デザート……和菓子、緑茶つき

 どーです!?、PIYOKOはメニュー書いてるだけで、思い出してヨダレが出てきました。 ちなみに「幕の内弁当」をセレクトすると前菜はと主菜は別々ではなく、弁当の中に一緒に出てきます。通路を挟んだ隣の席の白人男性が、起用に箸を使って幕の内弁当を召し上がられていました。幕の内弁当の食事内容が気になって、隣をチラチラと覗いてみましたが、純粋に味だけならこちらのほうがいいかもしれません。ただしワインで酔いたい人には、やっぱり洋食をオススメ! 前菜や「トマトとアーティチョークのラグー」なんかの「ワインの相性」が味引き立てますね〜。

 そういうわけで食事はわりと満足。ワインとも相性が合う食事で、サービスも含めて評価をすれば、まるで「空中レストラン」と言っても過言ではありません。もちろん地上の超一流レストランにはかないませんが、空の上でもこれだけ出来るのか、と思い知らされます。ブルジョワな環境でのお食事でしたが、PIYOKO達がセレクトした洋食では、デザートとして出てきたチーズがワインにぴったりだったので、PIYOKO達的にはまだまだ飲み盛りモードです……。

 食事が終われば、おやすみタイム。映画も始まり、寝付きのよい人は寝てしまう時間帯です。こんな時間帯でもビジネス・クラスは気の配られ方が違います。アテンダントは「ゴディバのチョコレート」を持ってウロウロ。フライトも半ばになれば、軽食も出ます。ビジネスクラスは一角にスナック・コーナーが設けられています。これは、眠っている乗客が目を覚まさないように、逆に目が覚めてお腹が空いてしまった人は勝手に取りにいけるよう、小さなビュッフェ状態になっています。まぁフォカッチャやビスケットやチーズという、たいしたものは置いてないんですが、でもやっぱり酒に合うのデス。あぁ満足。おそらく私達夫婦はワイン2本空けてしまうぐらい飲んでしまったかと。このほかにも軽食の類には、アテンダントに直接お願いすれば、小さなカップうどんをもらえました。暖かいものを食べたい方はこういったもののほうがいいかも。でもコレって、ひょっとしたらエコノミー用の軽食の可能性アリ??前の食事時、幕の内弁当を食べていた隣の白人男性も、器用に箸を使ってカップうどんを召し上がられてました(笑)。

 それにしても、足下に設置されているフットレストは本当に調子がよく、疲れ知らずです。かなりシートが倒れるので、フットレストと併せて使用すればぐっすり寝られ、体を休めることができます。離陸してから長時間経過していますが、時間の経過から来る疲れは、ほとんど気になりませんでした。 いよいよ、到着まで1時間半ほどになり、最後の食事が出されます。 最後の食事は日本現地時間に合わせて、朝食扱いになっており食事内容も軽いものばかり。でも身体は「夜」なので、ほんとうはステーキとか食べたい気分なんですが……。お酒もでないし(当たり前です)。内容的にはゴージャス度に欠けているのも、朝食だと言うことでガマンガマン。

 メニュー(JFK→NRT朝食扱い)
  ポテトとベーコンのチャウダー、新鮮なフルーツ
  または新鮮なフルーツの盛り合わせ、クリーミーヨーグルト。

 少な〜い!も、もっと食べたい……。フライト半ばに出てきた「スナック・コーナー」でギっておいたフォカッチャ、ついついほおばってしまいました。冷たくなっていたけどそれなりにお腹は満腹に。
 ふぅ。 さて、フライトのほうも13時間の長旅を終え、無事に成田に到着。アテンダントのサービスに感謝しながら、やはりエコノミーよりも優先的に飛行機を降りることができるのは当然かな、という気もします。これでビジネス・クラスの優越感ともお別れかと思いきや……、驚いたことに荷物まで優先的にターン・テーブルに乗っているではないですか! 優先的に出てきた荷物にはすべて「Priority」(優先)というタグが貼ってあり、「なんちゃってビジネスクラス客」の私達のぶんの荷物にもそのタグが……。ちゃっかり優先的に荷物もビジネス・クラス扱いだったのです。 ん〜、感謝感謝。でも、PIYOKO達は新婚じゃないのデス。ごめんなさい、JFKのカウンター担当さま。

●補足●往路(NRT(東京)→JFK(N.Y))のフライトでは、第一食目が現地時間に合わせて、ディナー扱いになります。そのためPIYOKOの食べた復路の一食目(ランチ扱い)に比べて、若干内容が重いものになっています。 エコノミーで渡米したPIYOKO達ですが、JFKで飛行機を降りる際、床に捨ててあったビジネスクラスの食事メニューを拝借してきました。飛行機マニアにも喜ばれる(?)いいお土産です。

●さらに補足● PIYOKO達が乗ったのと同じ便で帰国してきた人の話です。PIYOKO達と同じようにアップ・グレードされたにもかかわらず、食事はエコノミーだった、という報告もあります。あまり食事内容だけを期待しないでアップ・グレードされてみましょう。ってアップ・グレードは、されるだけでも大変ですが……。

ちなみに行きで出たエコノミーの食事。給食チックです
ちなみに行きで出たエコノミーの食事。給食チックです

 

メールはPIYOKOさんのもとへ届きます


Restaurant Loves You
by
PIYOKO

Copyright © 2000 H Beams Publishing Inc.
KOBE JAPAN