#14 第54回トニー賞、栄光は誰の手に?

Hello! NY Lovers!

 JOJOさんの奮戦日記でもご紹介いただいたタイムアウトのTONY賞予想。私の予想と比較されていてなんだか気恥ずかしいRoxieです。 そしてついにアメリカンシアターウィングTONY賞の授賞式が行われました。今、いえることは私もタイムアウト誌でのTONY賞予測をされた方も一ファンとして希望的観測をしてたんだなーと、改めて思い知らされる結果となりました。

 それではそれぞれのカテゴリーの受賞結果と私の感想を少しばかり・・・。

Best Musical
    Contact
    James Joyce's The Dead
    Swing!
    The Wild Party
 とりあえず私の予想通りとなったカテゴリーです。いろいろ物議をかもし出したコンタクトですが、SHOWを見終わった後の満足感としてはダントツでした。私が見たときはまだオフ・ブ ロードウェイ作品としてのプレビュー中の時。次回の滞在ではオン・ブロードウェイ にどのように移行したのか確認するためにも再度観劇します!

Best Performance by a Leading Actress in a Musical
    Toni Collette, The Wild Party
    Heather Headley, Aida
    Rebecca Luker, The Music Man
    Audra McDonald, Marie Christine Marin
    Mazzie, Kiss Me, Kate
 全く予想もつかない展開となった主演女優賞のカテゴリー。ディズニー嫌いのTONY賞関係者も並み居る強敵を押しのけてヘザーへ1票を投じたわけですね。それだけヘザーのパフォーマンスは素晴らしい!と評価したと考えればこのカテゴリーは非常に意味のある受賞結果だと思います。インターネットでライブ中継されたバックステージ・インタビューでの彼女は感激でおおはしゃぎしてました。

Best Performance by a Leading Actor in a Musical
    Craig Bierko, The Music Man
    Brian Stokes Mitchell, Kiss Me, Kate
    George Hearn, Putting It Together
    Mandy Patinkin, The Wild Party
    Christopher Walken, James Joyce's The Dead
 このカテゴリーについては何もいうことはありません。実は私も予想がついていたので。私が見に行った時にはなんとストークスは病欠!次回の滞在では評判のパフォーマンスをこの目で確かめたいと思います。

Best Performance by a Featured Actress in a Musical
    Laura Benanti, Swing!
    Ann Hampton Callaway, Swing!
    Eartha Kitt, The Wild Party
    Deborah Yates, Contact
    Karen Ziemba, Contact
 クレイジー・フォー・ユーでカレンのダンスに魅せられてもう6年近く彼女を応援してきた私としてはやっと受賞できたー!という特別な思いがこのカテゴリーには あります。同じくコンタクトでノミネートされていたデボラの追撃が恐ろしい勢いで迫ってきてるのを感じていたので、彼女の名前が発表された時には鳥肌が立ちました!

Best Performance by a Featured Actor in a Musical
    Michael Berresse, Kiss Me, Kate 
    Boyd Gaines, Contact
    Michael Mulheren, Kiss Me, Kate
    Stephen Spinella, James Joyce's The Dead
    Lee Wilkof, Kiss Me, Kate
 このカテゴリーはキス・ミー・ケイトからなんと3人もノミネートされていて、その意味ではお互い足を引っ張り合ったかもしれません。私の応援していたマイケルはベリースの方!まだまだ若いんだし、これからに期待しましょう。 ボイド・ゲインズはもちろんパフォーマンスも素晴らしいですが、運のめぐりがいいというか風采があんまり上がらなくてもいい役が回ってきて、ここまで賞をきっちりさらっていくと、やっぱりもって生まれたそういうツキを持ってる人なのかも、って思ってしまいます。

Best Revival of a Musical
    Kiss Me, Kate
    The Music Man
    Jesus Christ Superstar
    Tango Argentino
 このカテゴリーは予想通り。キス・ミー・ケイトの強さが今回のTONYでは目立ったのは、この先のほかの受賞結果でもおわかりいただけると思います。

Best Choreography
    Kathleen Marshall, Kiss Me, Kate
    Susan Stroman, Contact
    Susan Stroman, The Music Man
    Lynne Taylor-Corbett, Swing!
 最優秀振り付け賞はやっぱりストローマンで決まり!コンタクトでの受賞となりました。 ダンスだけでストーリーを進行させるという革新的なSHOWなわけですから コンタクトの場合、他のSHOWとはダンスの持つ意味が違ってきます。ほとばしる人間の情熱が彼女の振り付けによるダンスによって語られています。
American Theatre Wing -TONY AWARD
Best Book of a Musical
    John Weidman, Contact
    Richard Nelson, James Joyce's The Dead
    Michael John LaChiusa, Marie Christine
    Michael John LaChiusa and George C. Wolfe, The Wild Party
 既に終了したザ・デッドが受賞しました。豪華なキャストにひかれて観劇に行ったものの私には少し辛い内容でした。私の予想していたこのカテゴリーでコンタクトの受賞は無茶かなあ、と思っていたので納得しております。 それにしてもマリー・クリスティンを見逃したのが悔やまれます・・・。

Best Original Score
    Elton John, Tim Rice, Aida
    Shaun Davey, Richard Nelson, James Joyce's The Dead
    Michael John LaChiusa, Marie Christine
    Michael John LaChiusa, The Wild Party
 このカテゴリーも予想通り!誰も文句をつける人はないでしょう!

Best Orchestrations
    Doug Besterman, The Music Man
    Don Sebesky, Kiss Me, Kate
    Jonathan Tunick, Marie Christine
    Harold Wheeler, Swing!
 せめてこのカテゴリーだけでもミュージックマンにあげてほしかった・・・。 TONY賞ってミュージック・マンにあまりに冷たいよ・・・。

Best Costume Design
    Bob Crowley, Aida
    Constance Hoffman, The Green Bird
    William Ivey Long, The Music Man
    Martin Pakledinaz, Kiss Me, Kate
 TONY賞の関係者の人たちとファンの視点がことごとく違うと思い知らされる受賞結果が続きます。

Best Scenic Design
    BOB CROWLEY, Aida
    Thomas Lynch, The Music Man
    Robin Wagner, Kiss Me, Kate
    Tony Walton, Uncle Vanya
 このカテゴリーは予想通り、発想のすごさを買いました。 私の趣味としてはオーソドックスが好きなのですが。

 トータルで見ていくとキス・ミー・ケイトが5部門、アイーダが4部門、コンタクトが4部門、ザ・デッドが1部門という結果でした。 今回のTONY賞ではとにかくディズニー作品のアイーダがノミネートされたほとんどで評価されたという、少し意外な結果に終わりました。TONY賞もようやくディズニー嫌いなのでは?という疑いの目をはらすことができそうですよね。昔からのブロードウェイ・ファンにも強く支持され、新聞各紙でも高く評価されたミュージック・マンが無冠に終わったことは、私には信じられない結果です。 でもストローマンにはこれに懲りることなく斬新なコンタクトのような作品ももちろんのこと、現在上演中の作品の中ではミュージック・マンの中でしか味わえない、心からハッピーになれるSHOWを作りつづけてほしいというのが今の私の切なる願いです。

 日本での第54回トニー賞授賞式の放送は6月17日(土)BS2にて午後7時30分から、中村勘九郎さんを案内役に迎えてブロードウェイ最新情報も織り交ぜながら放送されます。今年の司会はロージー・オドネルとネイサン・レーン。コメディがお得意のこの二人の掛け合いもミュージカルシーン紹介と共にお楽しみのひとつ! ぜひ、お見逃しなく!

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