#20 SHOW Review 第2弾!

 7月1日(土)マチネ Annie Get Your Gun
アニ−上演中、マーキス・シアター 本当はこのとき今年のTONYの最優秀作品賞CONTACTを再見しようとリンカーンセンターへ出かけたものの、なんとチケットは7月4日まで完全にソールド・アウトといわれてしまいました。あ〜ん! というわけでブロードウェイのアイドル的大スター、バーナデット・ピータースが昨年 TONY賞で最優秀主演女優賞を受賞し、現在も彼女主演でロングラン中の「アニーよ、銃を取れ」を見る事にしました。
 もう1年以上アニーを演じている彼女もいよいよ9月2日降板、ということでの再見だったわけですが、このSHOWに関してはプロダクションひとつ、ひとつが どうのこうのいうのは無駄という感じがします。もちろん「ショーほど素敵な商売はない」にはじまり、バーリンの有名な曲が数々登場するわけですし、作品としては普遍的評価が下っているわけですから、素晴らしいSHOWであるのは当然といえるでしょう。そこへバーナデットの登場です。観客が自分に何を求めているかを知り尽くしている彼女はあっという間に観客をアニーというよりはバーナデットの世界へ導いていきます。とにかくカリスマ的パフォーマンスとはこのことだなあと感心。彼女のアニーをもう一度見ることが出来た貴重なひと時でした。それともうひとつ!トム・ウォパットの西部男っぽーい響く歌声、素敵です。

7月1日(土)イブニング Kiss Me, Kate
 おすすめ作品にも推奨しましたが、もうこの作品は今見ないで どうする?というくらい超、旬の作品です。 シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」をミュージカル化したものを劇中劇として登場させ、そのSHOWの出演者たちがプライベートでも恋の駆け引きを行うロマンチック・コメディミュージカルです。 コール・ポーターの素晴らしい楽曲の数々はもうスタンダードになっていますから、きっと皆さんにも聞き覚えのある曲が必ずあると思います。そして私がなぜこの作品を旬のものとしてお勧めするかというと、やはりキャストのハイレベルのパフォーマンスが今しか見れない!ものであるということなのです。 実際オリジナル・キャストが残留するということは非常に重要なことですが、この作品に関してはTONY賞を数々受賞したということも出演者たちの大きな自信となってステージに現れているようです。円熟のエンターテインメントの世界をこの夏皆さんも是非!

7月2日(日)マチネ The Music Man 家族連れでいっぱい、立ち見も全て埋まって満員御礼。この状態では子供たちが 夏休みの間の売上は相当なものだろうなあとここでもアメリカの景気のよさを実感します。 (もちろんチケットに子供割引というようなシステムはありません!) というわけで、この作品はどうしてそんなに子供連れが多いのかというと子供がたくさん出演しているから!という理由があります。ヒル教授が恋するマリアンの自閉症気味の弟ウィンスロップ(かなり年が離れているため多少違和感がありますが) を囲む芸達者の子供たちがストローマンの振り付けを一生懸命、 踊ってる姿は客席に座っている子供たちにも大受け! 彼らは実際まだ子供なのにステージでは本当にプロフェッショナル!な パフォーマンスを見せてくれています。でもそのうまさも全く嫌味な ところがなくここでもストローマンの統率力がいかに完璧かがわかります。

7月2日(日)イヴニング CHICAGO
 この日は主役のシャロン・ローレンスの降板日、ということで 何か特別なことがあるかもしれない!という期待を抱きながら鑑賞しました。しかしながらSHOW自体はいつもと変わらず進行して、いつもと同じように終了して、あら、そーなの?と思っていたら! カーテンコールの出演者紹介で一人のキャストが側転をしたのです。 そしてそのあとのメンバーが全員、側転しながら出てきましたー! 主要キャストの一人、メリーサンシャインさえも側転! さすがにママでは止まってしまいましたが! 少しマニアックなおしゃべりになってしまいました(笑)。 シャロンの最後のステージだから、ああなったのかどうかはわかりませんがお楽しみってこうでなきゃー!と終わりよければ全てよし!の?3回目の鑑賞でした。

7月2日(日) 映画 Center Stage http://www.unitic.com/centerstage/
日付は間違いではありません! イヴニングSHOWのあとにこの映画を 見に行きました。つまりこの日は3本、ミュージカルを見たことに! 5月に封切りになったこの映画もやはり公開2ヶ月目を迎えて 観客の入りもパラパラ、終了寸前という感じでした。 しかし映画自信はすばらしい!の一言。 シアターファンやダンサーを目指す人たちには必見の映画です。 監督のニコラス・ハイトナーは「ミス・サイゴン」や「回転木馬」でお馴染みですが 一方で映画の監督としての実績も数々あります。映画の舞台はもちろんNYですが、イギリス出身のハイトナーはあくまで忠実に若いダンサーたちの青春の日々を 生真面目に描いています。そこへアメリカン・ミュージカルのシンボルともなっている ストローマンが重要シーンの振り付けを行っているわけです。 この一見、想像のつかない組み合わせはまさしく私の想像をはるかに超えた素晴らしいダンスシーンを生み出しています。 ショウビジネスの世界がいかに厳しいものであるか、成功するために失うものの大きさ、そしてネバーギブアップの精神。この映画を見ていると ブロードウェイのステージに立っている一人一人が数々の苦境を乗り越えここにいるのだ、ということを改めて知ることが出来ます。 そしてそんな偉大な人たちの生のパフォーマンスを見ることができる幸せを 私も改めて噛み締めることができます。 主役の面々が有名俳優でないこともあるせいか日本公開がいまだ未定なのは とても残念です。もしビデオが発売されれば私のことですから100回は見るでしょ う。(笑)

 次回はいよいよ怒涛の終盤戦、残り3日の5作品についてお届けします。

   

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