#21 SHOW Review 第3弾!


7月3日(月) 映画 Love's labour's Lost http://www.guildpathe.co.uk/LLL/
Love's Labour's Lost シェークスピア俳優のケネス・ブラナー作、監督、主演のロマンチックコメディミュージカルです。 Navarreの王様と彼の3人の仲間たちは3年間一緒に勉強することと女の子断ちをすることを誓い合いますが、美女4人が目の前に現れて・・・。お話自体はさもありなんなわけですが、この映画の面白いところはいわゆるミュージカル・スターといわれる人が、ネイサン・レーンしかでていないところにあります。つまり出演者は歌ったり踊ったりはするのですが、そちらのほうには一部の人以外ほとんど素人さんのようなのです。ただこの映画で使われた曲は コール・ポーターやガーシュイン、バーリンのスタンダード曲になっているものばかりで、恋する男女が自然にそれらの曲を口ずさみながらうまいとは言いがたいダンスをしている姿はとてもキュートで、ほほえましく描かれています。 但し、ネーサン・レーンが「ショウほど素敵な商売はない」を群舞の中で歌い踊るといった、ブロードウェイファンも納得の圧巻シーンもあります。 ビジュアル的な効果を意識したコスチュームも素晴らしく、美しい女性たちは更に豪華に タキシード姿がはまっている男性陣も素敵に引き立てています。 あと、私が強くこの映画に感じたのはケネス・ブラナーの一連の作品に見られる 映画自体の格調高さです。 アリシア・シルバーストーンがこんなに上品に可愛い女性だったなんて驚きで ブラナー監督の力!を感じました。

7月3日(月)イブニング Miss Saigon
ミス・サイゴン 今年12月31日をもってクローズ予定となっているこの作品は、マッキントッシュお得意のスペクタクル・ミュージカルとして1991年11月ブロードウェイにやってきました。 当時は俳優組合からクレームがつき、オープンにいたるまでは大変な物議をかもし出していたようです。内容についてはおすすめミュージカルにも書きましたのでここではカット。 オープン時のエンジニアはロンドンで主演したジョナサン・プライス(映画 エヴィータのペロン大統領を演じてました)、キムには同じくロンドン版で主演したレア・サロンガ(ディズニー映画アラジンのお姫様の歌声のみ担当していました) がキャスティングされていました。残念ながら私が見に行った時はマチネで二人とも お休みであの時はめちゃくちゃショックでした。 ロンドンで初めて見て以来、ブロードウェイ、東京と場所をかえながら今回7回目の鑑賞となりました。サウンド・トラックも何度も聞き込んでいるために思わず 一緒に口パクで歌ったりしながら、10年前にはじめてみた時の私にタイム・スリップ したような感覚に襲われました。キャストはアメリカ兵の設定以外はほとんどアジア系で、エレン役(クリスのアメリカでの妻)でさえアジア系だったのが気になりましたが、キム役のディーディー・リン・マンゴがはじめのうち清純な娘だったのに中盤で母親らしく強くなってくる姿を的確に演じきっていて素晴らしい出来でした。エンジニア役は悪くはないんですがもう少し押しがきつい役者さんだったら最高だったのに、と思います。個人的には市村正親さんにブロードウェイで やってほしい!!!彼のパフォーマンスならブロードウェイの観客も納得のスタンディング・オーベーションを送るに違いないだろうにー!と思ってます。

7月4日(火)イブニング The Music Man
ミュージック・マンのキャスト この日は独立記念日でSHOWの始まる前にはオーケストラの一部メンバーによる、劇場前でのミニコンサートのサービスつき!キャストの皆さんもその演奏を観客の中に混じって聞いていて、ステージでは憎まれ役の役者さんも ここでは他のキャストと共に楽しげ!黒人の太った役者さんはこのSHOWの 大きな魅力のひとつとなってる4人の叔父さんコーラスのうちの一人です(この叔父さん コーラスは私の超お気に入り!)。男の子はTONY賞の紹介シーンの一部でアップのシーンがありましたよね。劇場の扉にはトリコロールカラーのリボンがつけら、Happy 4th of Julyの サインが掲げられておりました。こうなるとSHOWでも何か特別なことがあるかな? と期待しましたが、いつもと変わらず楽しいSHOWでありました。 カーテンコールで笛を吹く時にクレイグが思わず笛を落としてしてしまい (笛は首から紐でかけられていていたので問題なし!)、例によって可愛い笑顔でごまかしながらそのまま吹きなおした姿は彼の素顔のキャラクターが良く表れていて、私にはちょっぴり得したような気分になれたハプニングでした。 この日はテレビで独立記念日のお祝い花火大会の中継があり 「76トロンボンズ」のシーンがオープニングに使われました(もちろん録画!放送時は SHOWの真っ最中ですから)。華やかな花火大会の幕開けにふさわしい豪華な編集演出効果もあり、The Music Manがこういうスペシャルなシーンに相応しいSHOWであることを改めて認識しました。

7月5日(水)マチネ CHICAGO
 この週から主役のロキシーとベルマが交代となり、また新たなCHICAGOの世界を楽しみに鑑賞しました。ロキシー役にはシャルロット・ダンボワース(プライベートでは、美女と野獣のオリジナルの野獣だったテレンス・マンの奥様)とベルマの代役としてコーラス・ガールの一人だったドナ・マリー・アシュベリーがベルマ役に抜擢されました。主役が代わると振り付けの一部変更があったりでやっぱりCHICAGOは面白い!と改めて思いました。シャルロットは国内ツアーとオンブロードウェイでロキシーを演じて きていますが、私は彼女のロキシーを見るのは初めてでした。私の中での彼女の イメージはやはりDamn, Yankees!の悪魔ローラですが、ロキシーの彼女も子悪魔的フィーリング。ダイナミックなダンスを見せてくれる彼女のロキシーとドナ・マリーのベルマはオリジナルの振り付けをほとんど忠実に踊っていてCHICAGOのダンスの魅力を楽しめるコンビネーションです。現在ベルマを演じているのは、やはりくたばれヤンキースに出演していたヴィッキー・ルイス。 ハスキーな彼女の歌声は私も好きだったので次に訪れるまでべルマを演じていてほしいな。

7月5日(水)イブニング The Music Man
最後のミュージック・マン いよいよ長いようで短かったブロードウェイバケーションもクライマックス。締めは前回同様The Music Manとなりました。オリジナル・キャストで見る魅力を満喫させてもらった今回は、良い席をGETできたことや主要メンバーに休みが なかったことなど改めて私のラッキーさを実感することが出来ました。そしてクレイグのヒル教授もいよいよ見納め、更に気合の入った観劇となりました。 ブロードウェイの劇場はどこもこれでもか!というくらいエアコンをがんがんに きかせているのですが、ニール・サイモン・シアターだけは普通の涼しさに調節 してあるようで、ほとんど下着姿のCHICAGOの衣装などとは違って 目いっぱい着込んでるThe Music Manのキャストにとっては厳しそう!席も一番前だし、7回目の鑑賞となるとSHOW全体を楽しむというよりは、そんな変わった所に目がいってしまいがちです(笑)。滴り落ちる汗をぬぐうまもなくヒル教授になりきってるクレイグを見ていると、まだまだ夏は長いぞ!頑張って!と声をかけたくなります。
 ところでThe Music Manはなんといっても「76トロンボンズ」のシーンが目立っていますが、このSHOWにはスタンダードにもなっていて、日本でもなにかのCMにBGMとして登場している超有名な曲があります。 それはマリアンとヒル教授のロマンティック・シーンにマリアンが歌う Till There Was You!恋する二人にぴったりの甘いメロディーラインは、必ず皆さんも聞き覚えがあるはずです。
 さてすっかりブロードウェイの大スターとなったクレイグですが、彼の新しいホームページが出来ました。http://www.justmango.com/bierko.htm 彼のいろんな表情を楽しむことが出来ますので一度チェックしてみてください。

 楽しく疲れた8日間、そして思い切り自分の趣味に走った8日間でした。長い私のSHOW Reviewにお付き合いいただいた皆様、お疲れ様でした(笑)。

 ところで、ブロードウェイも新作のオープンの話がいろいろ出てきています。オープン日がほぼ確定の新作ミュージカルの皮切りは、映画も大ヒットしたThe Full Montyが舞台をNYに移し9月26日プレビュー開始、10月26日オープン。 The Rocky Horror Showが10月31日オープ。Seussicalが10月15日プレビュー開始、11月9日オープン、http://www.seussicalthemusical.com/ 。Jane Eyre(ジェーンエア)が11月7日プレビュー開始、12月3日オープ。The Rhythm Clabが来年1月26日プレビュー開始、2月15日オープン予定となっています。

 他にも魅力的な話題の作品が続々とブロードウェイオープンを目指して トライアウトを行ったり,待機中です。 んー,やはり私にグルメとショッピングを楽しめるNYの休日はありえないかも!

   

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