#26 超話題の新作、The Producers

Hello! New York Lovers!

今日は超話題の新作、The Producersについて、春まだ浅いNYからお届けします。

 その前に!ブロードウェイもいよいよTONY賞(今年は6月3日!)に向け本格始動をはじめています。リバイバルミュージカルではBells Are Ringing、FOLLIESがプレビュー中、新作ではクラスアクト(昨年オフブロードウェイでの大ヒットでオンに移動!)がオープンしたばかり。そしてトム・ソーヤ−の冒険、The Producersがただいまプレビュー中です。4月からは42nd Streetの再演も始まり、賞レースへ向け関係者には気が気でない日々が続きます。

 そんな中でまず間違いなくThe Producersは一頭馬身抜け出した仕上がりになっています。まあ、コメディキングのメル・ブルックス作品であるだけでも他の新作とは一線をかくすものではありますがそれ以外にもクレイジーフォーユー、ミュージックマンのスーザン・ストローマンが監督、振り付けを担当。おまけに主演が映画でもお馴染みの二人、ネイサン・レーン(バードケージ、マウスハント)とマシュー・ブロデリック(主演作品数知れず!)なわけでチケット発売開始から話題になっているという特別な作品です。

 お話は落ちぶれたブロードウェイのプロデューサー(ネイサン)が、ブロードウェイのプロデューサーにあこがれる会計士(マシュ−)と組んで、最初から公演打ち切り確実の作品を作って経費以外の集めたお金を頂いてしまおう!と計画しますが意外にも作品は大ヒット!悪企みが発覚した二人は・・・?というような内容です。

 この作品はもともと同タイトルの映画(メル・ブルックスの初監督作)をミュージカル化したもので、脚本、音楽もすべてメル・ブルックスが担当しています。満員の客席からは出演者が一言はなすたびに爆笑が巻き起こる、まさにコメディーキングならではの仕上がり。彼の映画を見ている人なら所々の台詞が彼の映画の名文句から来ていることがわかりさらに笑える!という趣向が凝らされていてファンサービスも満点。音楽もメルらしい素直に耳に入ってくる曲調となっているのもうれしいところです。

 またストローマンの振り付けはクレイジー・フォー・ユーを思い出させるシーンもあり新しいのに懐かしい、またそれがうれしい!という感覚。主演のネイサンは相変わらずの素晴らしい声とコメディには必須の抜群の芝居の間を取る感覚が冴え渡る熱演!マシュ−は軽妙な彼ならではの持ち味が十二分に楽しめる好演、またストローマンの振り付けのダンスを踊る姿は感涙もの!脇を固める俳優陣も非常に豪華な面々が揃えられており、91ドルという料金なら安い!と思わせてしまうブロードウェイならではの至福のひと時を与えてくれます。ジョークが多用されているため、英語力に自信のない私には厳しいところもありましたが、そういうことをすっ飛ばしてみても十分に楽しい!ゴージャスな作品です。

 難点はチケットが非常に取りにくいこと!通常ならラッシュで設定されているような部分的に見えない客席でもしっかり91ドル取られます。7月まで発売されているチケットもほとんど完売状態で、見ることが出来ただけでもラッキーなのかも?と思ってしまいました。6月のTONY賞のSHOW紹介のコーナーでどのシーンが紹介されるのか、いまから非常に楽しみな今シーズンの新作のなかでは一押し作品です!

   

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