Vol.04 お買い物の参考


MoMAの花瓶 私はNYに行く時は、今回はこれだけは買いたいという物を決めて行きます。ここ2年ほどはまってたのはMoMAのシリーズものの花瓶。華道の心得なぞ皆無だし第一花の名前も満足に知らない私ですが、それでも少しずつ買い揃えた花瓶のおかげで、ガラにも無く週に一度はお花屋さんに足を運ぶようになりました。着いたその日にまずこれを買ってしまえばもうこっちのもの。NYに来た目的の一つは果たせたといっても過言ではありません。
 でもやっぱりあれも欲しい、これも欲しい。だってNYはShopping Heaven。リピータの方ならそれぞれお気に入りのショップがあることでしょう。ここではとりあえず初めての方でも散歩がてら足を運ぶ機会の多いお店をちょっと視点を変えて御紹介します。果たしてお買い物の参考になるでしょうか?

@GAP5番街店の謎
 「女・子どもの買い物になんか付き合ってられるか。」男性なら一度は口にしたことがある言葉でしょう。しかしGAP5番街店にいたのです。付き合うどころかこちらが決まり悪くなるくらいその場にどかっといる男性が。お店には試着の順番を待つ女性の行列の右側に椅子が置いてあります。そこに居座る連れとおぼしき男性陣。行列と男性陣の間は1mも離れてません。なんか異様じゃありませんか?待たせてる側の女性は広々した個室の中でファッションショーの真っ最中。右見て、左見て、しゃがんで、回転して。これじゃなかなかでてこないはずです。当然連れの男性は疲れて座りたくもなります。でも試着室の場所は下着コーナーの奥(余談ですがGAP BODYと呼ばれるGAPの下着にセクシーさは皆無です)。洋服はもちろんのこと、下着もたくさん抱えて行列に並んでるのに、そのすぐ傍に男性が悠然と座ってるなんてこちらは身の置き所がありません。日米の感覚の違いでしょうか。そこにいる男性の思いはそれぞれでしょうが、もしかして良からぬ事を考えているのではとふと思います。男性用試着室ではこの逆の現象が見られるのでしょうか?これを読んでる紳士諸君!もしGAP5番街店に行く機会あったら、是非その点を逆レポートして下さいませ。Women'sは2階です。

AH&Mの行列
 5番街を歩いているとブラック・ホールに吸い込いこまれるように大勢の人がある一箇所へ流れて行きます。上を見上げるとあの赤いロゴ。なるほどここが噂のH&M。人の波にのまれるようにして私もついはいってしまった。敷地面積も広く、吹き抜けの構造は開放感一杯!但し皆が手に取って見るせいか、コーナーによっては服がぐちゃぐちゃになってるし、ハンガーから落ちたままのも多くありました。こうなるとたとえまあまあの物でも、実物以上に安かろう悪かろうに見えてしまうので残念です。試着室の行列は約20人が順番待ち。個室の数も多いけど、皆GAPなんかメじゃない位これでもかと服を抱えてる。人一倍こらえ性のない私はいよいよ足がジンジンしてきました。途中で何度もやめようと思いましたが、ここまで並んで今さら引き返すのもシャクだし、今さら手ぶらで帰れますか?これも修業と自分に言いきかせて待つことウン10分。長蛇の列でイライラが爆発した私の顔は個室の鏡で見たら自分でも恐ろしかったです(笑)。これが着膨れする季節のバーゲンだったら大変。時間帯にもよりますが、H&Mへは時間と忍耐力に余裕のある時に行きましょう。

Bバナリパの用心棒
 上記2店に比べてこちらは更にシンプルでスタイリッシュな印象。お値段もちょい高め。商品のディスプレイもセンスいいです。おかげてアッパー・ウェスト(イースト)の店舗なんて行ったら、スノッブすぎて観光客なんかお呼びじゃないって感じでお高くとまってる。何様のつもり?って言いたい時もあります。時代劇なら門番とでもいうんでしょうか、メイン・エントランスの内側にいるセキュリティ氏は、ビシっとした着こなしのガタイのいい男性。武道の心得があるなら絶対黒帯ですね。彼らはにこりともせず、かといって客を見下してるわけでもなく、視線があえば深くうなづいてくれる。眼力の鋭さではブルーマンにはかなわないけど。店の格を上げるには必ずしもうわべだけのフレンドリーさはいらないのかもしれません。お店にはいっただけで“ハーイ”と笑顔で迎えてくれるアメカジ店とは一線を画しています。

Cビクトリア・シークレットの花園
 まずビクトリア・シークレットを御存知ない方はガイドブックをお読み下さい。いえいえ、私も是非ここで買いたいというわけではなく、半分冷やかしで入ったんです。少しすると店員さんが優しい表情で近づいてくる。「何をお探しですか?お客様のサイズを教えていただければ、御希望に沿った物をお探しします。」 店内を見回しただけで目が回りそう。もちろん個人の趣味にもよるのでここじゃなきゃって方も多いと思います。この店の通販部門も人気がありそうです。さすがにランジェリー・ショップ、女の花園だわ。ここでは専門知識を持つ店員さんにあれこれアドバイスしてもらいながら、ゆっくりお買い物するのもいいかもしれませんね。私はすごすご退散してきました。

 どうもショッピングしてるんだか、それに付随する何かを見つけに行ってるのかわからないですね(笑)。外国でお洋服を買う時はサイズ確認の為に是非試着をお勧めします。私は幸いにも個室の試着室しか利用したことがありませんが、噂によるとこれが大部屋試着室だと、たとえ同性でも日本人にとっては超過激な光景が繰り広げられるそうです。あとは経験者のみ知るところ。だって・・・。

2002/01/18




Yes, I feel NY ! Vol.04
by
Scully

Copyright © 2000-2001 H Beams Publishing Inc.
KOBE JAPAN