Vol.08 ケータイリストへの道


 ついに買ってしまった。目の前にあるNYケータイと日本ケータイを見て感慨無料な私。ううっ。嬉しい。遅ればせながらどのようにして私がこれを手に入れたのか披露させて下さい。

 外からの電話ですが、マンハッタン内ならそこら中に公衆電話があるので私はこれまでコーリングカードを使っていました。コインだとあっという間に切れて何枚も必要になったりするのでコーリングカードはとても便利です。またいざとなったらクレジットカード電話も見逃せません。しかしマンハッタンを一歩出たら公衆電話の台数は激減します。ついでにイエローキャブも。ましてやハドソンリバーを鋏んで摩天楼がそぐそこに見えるNJで知人に緊急連絡をしたくてもできなかったあの心細さは一生忘れられません。泣こうかと思った。この地で私は一体どうなってしまうのかと途方にくれたりして。そんな体験が何度もありました。

 ですから今度こそNYで携帯電話なるものを欲しいと思っていました。事前に海外での携帯電話のしくみやレンタル携帯、海外で使用可能な携帯販売のサイトを自分なりに徹底チェック。私的にはレンタルならお値段の点でこのHPにあるツアーフォンhttp://www.tourfone.com/ さんがよかろうかと。でも仕事や観光で何度もNYに行く方ならこの際マイ携帯を買ってしまうほうがいいと思うのです。自分のだと安心だし遠慮なく使えます。自分へのお土産にもなりますね。海外携帯入手法として、あちら在住ではないので基本料金がかかる普通の携帯を買っても仕方ないし、レンタルだと所詮はヒトサマの物なので実際自分がそれを手にする日数は旅行期間+αがあり、金額の点でもちょっと不安だし、だったらプリペイドが一番自分に合ってると思ったのです。

 購入という点では日本ではAUの世界ケータイ(機種名はC1001SA)も候補でしたが、アメリカで使うと送受信共料金がかかり、何と1分あたり300円前後もするのでこれは没。というわけでNYで携帯屋さん数箇所を歩いて回り「プリペイド携帯が欲しい」と言ってカウンターで見せてもらいました。携帯屋さんも色々ありますが、私はちゃんとした会社のショップ、日本でいうとAUショップやDocomoショップのようなところで買いました。ショップによってはプリペイドは置いてないというところもあります。うさん臭そうな顔をされた日にゃー悲しかった! 結局私が選んだのはSAMSUNGのR225という機種。キャリアは最近T−Mobileに名前を変えつつあるVoice Stream(現T-Mobile)です。お値段は電話機そのものが$150、それにセットするSIM Cardが$20、tax入れて合計$184.25です。これに$30分の通話料がついてます。この$150と言う値段は無理に値切った訳ではありません。最初は$180と言われましたが、その直前に行ったショップでNOKIAが$150だったと言ったら安くしてくれたのです。

 日本では海外の携帯と言うとNOKIAがメジャーですが実際にはプリペイド携帯でもNOKIAの他にもデザイン性に優れたものがいろいろあります。もし事前にHPで調べてNOKIAしかなくても実際ショップで手にしてみる事をお勧めします。しかもちゃんとストラップをつけるところもあるのです。これは日本人には重要ですよね(笑)。

 使っていて通話料が少なくなると「電話料残額はあと○ドルです。すぐにレフィルカードを買って金額を足して下さい。」とオペレーターが言ってきます。そしたらその辺のショップでお好みの金額のプリカを買って指定された電話番号にかけ、裏面のスクラッチナンバーや自分のパスワードと#をプッシュしてOK。会社によると思いますがVoice Stream(現T-Mobile)のプリカは$10,$25,$50,$100の4種類で、それぞれ有効期限があります。マニュアルは英語ですが、日本のように懇切丁寧なものではありません。でも日本で普通に携帯を使っている方なら心配御無用。表示される簡単な英語がわかればそんなもの読まなくてもすぐに慣れます。私は上記書き込みのように日本でも携帯を持っていなかったので最初は使い方はおろか、携帯用語もわかりませんでした。こうなると英語マニュアル以前の問題でかなり戸惑いましたが、楽しくピコピコやってるうちにやっと様子がわかってきてマニュアルを読みながら順調に使えるようになりました。着メロだって未知との遭遇だ〜い!ちなみに厚さ7o位のマニュアルはそんなに難しい英語ではありません。ホッ(日本で買った携帯のマニュアルは3種類あり、一番厚いのは2cm近くあります。読む前から既に挫折しました。もうダメ。)。

 携帯を持つと行動スタイルが変わってきますね。特に海外ではそうかもしれません。友達と待ち合わせする時など、具体的な行き先が決まって無くても「○時に○Ave.○St.の角で待っててよ」とか、そこまできたら「あと3ブロック下ってあの看板のお店で」とか、「そうそう。今たってるとこ。こっちから見えるから入ってきて。」など。特にガイドブックや地図に書いてない所、ニューヨーカーしか知らないお勧めスポットに行く時に、そこにたどり着くまでのアクセスという点でとっても安心でした。

このNY携帯体験にすっかり気をよくした私は、早速ここ日本でAUショップに走ったのであった。今日もNY携帯と日本携帯の2台を嬉しがって友達に見せびらかしました。何を今更、と言われればそれまでですが、私にとっては人生の快挙なのです。大げさだと笑うなかれ。私のあまりに単純な嬉しがり様に「NYでも日本でも携帯を買ったことだし、これで立派なケータイリスト」なるはなむけの言葉を贈ってくれた友達もいました。そう、これで私もケータイリスト。

参考:T-Mobile 社のURLはこれです。http://www.t-mobile.com/
2002.08.31




Yes, I feel NY ! Vol.08
Text by Scully

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