Discount Shop 01 - Syms
SYMS  
 42 Trinity Pl.
  bet.Rector St.&Battery Park
 Hours/Mon-Wed 8:00-18:30 Thu&Fri  8:00-20:00
      Sat    10:00-18:30
 M/N・R線 Rector St. Card/OK  MAP
 http://www.syms.com/

 2011年11月2日に倒産、年末でクローズしました。
シムズにくびったけ
 シムズはこっそりとっておきたい宝物のような店だ。僕はNYタイムズの日曜版で、この店を見つけた。それ以来、NYに行っているのかシムズに行っているのかわからない程、この店にはまってしまった。こんなにも安くて、マンハッタンの中(ローワー・マンハッタン)にありながら、ほとんどガイドブックに載っていない。日本人の姿もみかけず、ゆったり心ゆくまで宝探しができる。
 広い店内にちりばめられた宝物を探そうとすると、半日はあっという間に過ぎ去っていく。宝探しを終え、レジにたどり着く頃には、心地よい疲労感が全身に漂い、アメリカではショッピングも格闘技なんだなーと妙に感心してしまう。

バーゲン・ハンターはシムズをめざす
 5階建ての倉庫のように広い店内には、所狭しと商品が並べられている。ここの凄いところは、ブランドを意識しない値段のつけかただ。雑然と並べられた商品を丹念に見ていくと、なんでこんないいものに、こんな安い値段をつけるのかと、店のスタンスを問いただしたくなるようなものがたくさんある。このルールなき値付けが、センチュリー21にないシムズの魅力(サプライズ)だ。そして、ただでさえもとから安い値段が、陳列して時間が経過とともに赤のボールペンでどんどんディスカウントされていく(写真左:ラルフ・ローレンのスーツが399→280ドル)。
 そして店員はとてもフレンドリーだ。「そこにも書いてあるけど、今日はセールだからよく見てって」なんて、店のあちこちで気軽に声をかけてくれる。

 ブランドのタグもそのまま
 多くのアウトレットやディスカウント・ショップで売られている商品は、正規商品と区別するために、ブランドのタグを切ったり、取ったり、マークを施こしたりしている。しかし、シムズに並ぶ商品はそのようなことが一切されていない。これならば安く手に入れたことも(それも日本の40%以下で!)誰にもわからない。おみやげにも大丈夫だ。

ディスカウント・ストアーでセール?
 NYではディスカウント・ストアでもセールを行う。6月や12月、祝祭日に合わせて、その前後に行われることが多いようだ。
 前回僕が行ったときは、フォース・オブ・ジュライ・セール(独立記念日・7月4日)が行われていた。全商品がつけられた値段からさらに$5〜10オフ、ポロやバーバリーといったスーツが20%オフになっていた。
シムズはミッドタウンをめざす
 シムズがミッドタウンに出店した。シムズのミッドタウン進出を知ったときには、「おまえもとうとうミッドタウンに店を出すようになったか!」と、娘をシムズ ミッドタウン店嫁に出す父親のように、シムズの成功に感動してしまった。
 しかし、HPを見てみると実際のシムズはディスカウント・ストアの草わけで、98年2月期には3億5300万ドルを売り上げ、全米16州に約50店舗展開している、大きな会社だった。

売場の構成
地下/メンズ・スーツ
1 階/靴、ベルト、小物、カジュアル・ウエア
2 階/メンズ・カジュアル、シャツ、ネクタイ、バッグ
3・4階/レディース・カジュアル、スーツ、子供服


ほかにも...
Midtown
 Corner of Park Avenue & 54th Street
 54丁目にあり、観光を中心とした短期滞在型の旅行をする人たちにはとても便利。おすすめは手ごろな値段でおみやげに最適なネクタイやベルト、 スカーフといった小物。日本では1万円近くする、ラルフローレンのタイやベルトは20〜30ドル。くどいようだが、こんなマンハッタンのど真ん中にシムズがあるなんていまだに信じられない。 ローワー・マンハッタンの店と売場の構成も価格もほとんど変わらないが、シムズらしい怪しい雰囲気が漂う、ローワー・マンハッタンの店が僕は好きだ。

Sacaucus
 Syms Way behind the Harmon Cove Outlet Center
 plus SYMS Kids

 ニュージャージにあるアウトレット・モール、セコーカスの中にある。マンハッタンからはリンカーン・トンネルを抜けて、車で30分くらい。セコーカスは広いエリアに店舗が点在している。マンハッタンからバスも出ているが、徒歩では店舗間の移動が難しいので、車で行く方が便利。
 1階建ての店内は体育館のようだ。奥にある30畳はあろうかというだだっ広い試着室は壁全面が鏡張り。鏡に向かってみんなが熱心に商品を試着している。雰囲気や商品構成はマンハッタンの2店とほとんど同じだが、 NJでは衣類にセールス・タックスがかからないので、NYで買うよりさらに8.25%お得になる。

追記:2000年3月からNYでも110ドル以下の衣料品についてはTAXがかからなくなりました。というわけでわざわざNJのSYMSに行く必要はありません。ますますNYはお買い得タウンですね。

再追記:というニューヨークでしたが、2003年夏より、衣料品に対する免税がなくなり、Taxも値上がりしました。またNJに行かなくてはならないかもしれません...。

再々追記: 2010年夏、僕は「SYMSは終わってしまった」と言いたい。もう昔のようにワクワクする店ではなくなってしまった。ブランド物は全くなく商品に埃がかぶっている田舎の洋品店のようだ。アウトレットの広がりとともにブランドが裏で商品を流さなくなったのか、資金繰りが苦しいのかわからないが、全く魅力的な商品がない。昨年の夏もそう思ったが一時的なことかもしれないと思ってみたが、どうやらそうでもないみたいだ。この文章を書いた時が懐かしい。さよなら、SYMS!