ニューヨークは街中が美術館。ストリートやショップの壁に、今もひっそりと佇む有名アーチストの作品をご紹介します。
Banksy “Hammer Boy” Mural
2013年10月1日から1カ月間、バンクシーは毎日1点、どこかに作品を残していくという、ゲリラ的なアート・プロジェクトをニューヨークで行いました。
ヒントは公式サイトに投稿された写真のみ。「今日はどこに?」と、Banksyはニューヨーカーを熱狂の渦に巻きこんでいきます。
その喧騒は「Banksy Does New York」というドキュメンタリー映画でご覧になれます。
この絵はその20日目に描かれたもので、現在ニューヨークに残る唯一の作品です。
233 W 79th St, New York, NY 10024 MAP
Keith Haring “Once Upon a Time” mural
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Keith Haring, “Once Upon a Time” mural in the New York LGBT Center, 1989
208 W 13th St, New York, NY 10011 MAP
1989年にLesbian, Gay, Community Centerの招待を受け、2階のトイレの壁一面に描いた作品です。彼はこの作品を描いた9ヶ月後の90年2月に、AIDSの合併症により、31歳の若さでウエストビレッジのアパートで亡くなってしまいます。
2013年から、一年半の月日をかけて改装が行われ、現在はThe Lesbian, Gay, Bisexual & Transgender Community Centerという名称になりました。この作品は一般公開されており、どなたでも自由に見学ができます。
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Building Hours
Mon-Sat 9:00-22:00
Sun 9:00-21:00
Yoshitomo Nara’s doodles on the wall of Niagara
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2009年2月26日の夜、奈良美智(ならよしとも)氏は、イーストビレッジの行きつけのバーNiagaraにフラリと現れ、縦3フィート(92cm)、横8フィート(244cm)の壁に、フェルトペンで少年少女が楽器を演奏している様子を落書きしました。
10年後の現在、500万ドル(約5.3億円)の価値があるのではないかと言われているこのドローイング。今も樹脂のカバーに覆われて、Niagaraの壁を彩っています。トイレの入口の背後の壁にも作品が残っています。
このあとNaiagaraをでた奈良氏は、深夜3時過ぎに地下鉄の構内で落書きをしているところを、NYPDに逮捕され、24時間ほど拘留されたとか。そのグラフティーも残しておけば、今頃は○億円に・・・(汗)。
Niagara 112 Avenue A, New York, NY 10009
Yoshitomo Nara’s decade-old doodles at East Village dive bar could be worth millions